今回は21-21 DESIGN SIGHTとともに、森美術館の「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」を観にいきました。六本木二本立てです。このキュレーターとはうまい酒が酌み交わせそうな、私の好みにぴったりの展覧会でした。
シンプルなかたちをテーマに考古学資料から現代アートまで領域横断的に集められた作品が同位にあり、直感的な展示が特徴的でした。ガラスケースにたたずむ円空仏を覗き込み、天井に突き刺さりそうなブランクーシの鳥を見上げ、オラファー・エリアソンのインスタレーションに目を奪われ…視点が様々な方向に引きよせられました。
シンプルなかたちからは、美しさとともに「正しさ」のようなものも感じました。数学や物理工学というジャンルからも作品が取り入れられていることからも、そういった意図があったのではないかと思います。
私的圧巻は、ルチオ・フォンタナの赤いキャンバスの作品から、田中信行の漆の作品までのコーナーでした。「この一角、欲しい…」と思うぐらい心掴まれました。
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『シンプルなかたち展:美はどこからくるのか』森美術館
〜2015年 7月5日(日)
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