2015年6月28日日曜日

いよいよ後半戦、そしてMOOCとは?

 6月から始まったレスター大学のオンライン講座がそろそろ5週目に入ります。ここで中間報告です。意気揚々と始めたものの思いのほか内容がガチで、難儀しています。余暇でこんなに追いつめられるとは…。


 さて、4週目のテーマは「博物館、社会正義、人権」で、博物館が奴隷、ジェンダー、障害などの社会問題にどう取り組んでいくかを議論しています。テーマが社会や政治に及ぶためか、コメント欄も白熱しています。政治的な意見は博物館に必要ないとか、博物館で公平な視点は担保されるのか?とか、シビアな意見も多く「イイネ!」ばかりではない緊張感があります。そんな流れにドキドキとしつつも、自分のコメントに他の受講者からリプライがきてやり取りが弾むと、大人数の教室でディスカッションするのとは違った深みを感じます。


 受講するまで知らなかったのですが、このように無料で公開されるオンライン講座はMOOC(Massive Open Online Courses) と呼ばれています。大学などに属さずに教育を受けられるサービスです。日本版のJMOOCも2013年に設立されました。課題をこなし小テストをクリアすれば修了証が発行されるところがiTunes Uなどとは違うところのようです。


 次回は無事修了の報告ができたらと思います。と自ら鼓舞。






2015年6月10日水曜日

Behind the Scene at the 21st Century Museum

 今日は6月から始まったレスター大学博物館学部の無料オンライン講座について紹介します。タイトルは「Behind the Scene at the 21st Century Museum (21世紀の美術館における舞台裏)」で現代の博物館の課題について6週間で学びます。イギリスのオープンユニバーシティが提供しているFutureLearnが協力しています。もう十数年前のことですが私はこの大学で学びました。そのときから時間が経っているので、最新の博物館学事情を知るチャンスだと思い受講を決めました。

 テーマに基づいたインタビュービデオや資料を各自で取り組み、意見をコメントやリプライすることで議論を深めます。博物館で働いている人、学生、他ジャンルで仕事をしている人、退職者など参加者のバックグラウンドは様々です。現場の視点や一来館者、保護者の視線、もちろん大学の先生方のコメントもあり、クラスで学んでいた時に比べて広く課題に気づかされます。

 専門的に学んできた分野とはいえ、読んだり聞いたり、意見を書いたりするのは久しぶりで一週目にして挫折の予感…。期間内の修了を目指して、途中経過などもご報告したいと思います。

Behind the Scene at the 21st Century Museum